海外プレッパーが子供に教えている災害への備えとは

勉強

災害備えんジャー(@saigaisonae2020)です。

災害に備えることは、子供が小さいうちから教えられることの1つです。

災害時に役立つ知識やスキルを子供のうちから日常的に教えておくと、いざという時に安心です。

しかし、何から始めてよいのかわからない人も多いのではないでしょうか。

わたしも新型コロナウイルス感染拡大がなければ、災害への備えについて子供に教えておこうと考えなかったと思います。

海外では親が子供に災害への備えを教えることは当たり前なほど、災害への備え意識が高い人が多いんです。

そこで今回は海外プレッパーが子供に教えている災害への備えについて紹介しようと思います。

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海外プレッパーが子供に教えている災害への備えとは

災害時に大切なのは、子供が「自分は安全であると感じられること」です。

そのためには、わたしたち大人が日常的に抱きしめたり、「大丈夫」と声をかけたりするのが重要です。

このような行動が子供に自信を持たせ、いざという時にもパニックにならず、落ち着かせることができます。

災害に備える事は大切であることを子供が小さいうちから教えて、学校でやるような特別な防災訓練だけではなく、日常生活に取り入れられるとベストです。

とはいえ、子供にどのようなことを教えればいいのでしょうか?

海外プレッパーが子供に教えている災害への備えは12項目あります。

天気に興味を持たせる

毎日子供と一緒に天気予報を見て、気温や天気について話し合いましょう。

そこから、今日着るべき服を自分で考えて決めたり、その日の天気によってできる遊びを考えたりします。

このような行動によってクリティカル・シンキング(あらゆる物事の問題を特定して、適切に分析することによって最適な解答にたどり着くための思考)や自立心を養えます。

子供とお散歩をしながら空を見て、天気の変化を感じ取れるようにするのもいいですね。

自分の居場所の把握

お散歩に行く時、自分が今どこにいるのかを知るために、周りにある高い建物や大きなお店など、目印になるものを確認しましょう。

常に自分の周りに何があるのか気にする癖をつけておくと、迷子にもなりにくいですね。

また、緊急避難場所を家族で確認しておくことも大事です。

災害はいつ起こるかわからず、子供と一緒にいるときとは限りません。

緊急避難場所がどこなのか、家からはどうやって行くのかを、お散歩に行ったついでに教えてあげられるといいですね。

子供が少し大きければ、「もしこんな状況にいたら?」とロールプレイングゲームをしてみると、訓練になっていいですね。

ただし、子供を怖がらせすぎないように注意してくださいね。

防災訓練

わたしの子供たちが通った保育園では、防災訓練が月に一度ありました。

今でも覚えているのが、5歳くらいだった長男をリビングに残して、次男と一緒にお風呂に入っていた時に地震がありました。

大地震ではなかったので良かったのですが、慌ててお風呂からリビングにいる長男に声をかけたところ、「テーブルの下に潜ったから大丈夫〜」と返事がありました。

わたしはそれまで、防災訓練をちゃんと実行している様子を見た事がなかったので、テーブルの脚を持ってテーブルの下にいたという長男をたくさん褒めてあげました。

子供は素直なので、小さな子供ほどちゃんと体が覚えているのかもしれませんね。

防災訓練はやればやるほど、子供は実際に何か起こった時に落ち着いて行動ができます。  

防災訓練を家族のイベントにして、みんなで楽しくやるのもいいと思います。

家の中だけで訓練をするのではなく、避難場所や落ち合う場所の確認も忘れないでくださいね。

緊急連絡先の確認

消防署、救急車、警察、などの緊急連絡先は小学生くらいの子供なら教えればわかると思います。

わたしは子供が文字を読めるようになった頃、緊急連絡先の電話番号とわたしたち親の携帯電話、自宅の住所、実家の電話番号などを紙に書き出し、見えるところに貼っておくようにしました。

慣れると貼ってあることを忘れてしまうので、たまに「こんなことになったらどうする?」と質問して、わからなければ紙を見るように伝えています。

停電時の対応

子供にも懐中電灯の保管場所と使い方を教えましょう。

可能であれば、1人ずつ自分の懐中電灯を持たせるようにし、いざという時に子供がすぐ取れる場所に置いておくと、自分の持ち物という責任が持てます。

小さな子供であれば、可愛らしいおもちゃの懐中電灯でも構いません。

ただし、おもちゃではなく道具として認識させる事が大事です。

懐中電灯だけでなく、ロウソクの使い方も教えておきましょう。

普段は子供だけで火を扱うのは厳禁ですが、火をつける方法は生きる上で知っておくべき知識ですので、大人のもとで使うことを伝えた上で使い方を見せてあげましょう。

ガスやストーブの危険性も普段から教えておくのも重要ですよ。

アウトドアのスキル

野外で寝床を探したり、ご飯を作ったりするキャンプは子供が楽しみながら生きる術を学べる絶好のチャンスです。

庭でバーベキューをする時に火の熾し方を教えたり、自然豊かなところで食べられる草を探したり、綺麗な川で魚を釣ったり、と様々なことを楽しみながら教えられます。

こうした楽しい記憶はいつまでも残るものです。

災害に備えるための知識やスキルはなるべく楽しく伝えると、子供もストレスにならなくて良いですよ。

子供が小さいうちから、できるだけたくさんのことを経験させてあげられるといいですよ。

料理のスキル

災害に関わらず、料理はできた方がいいですよね。

特に小さな子供はお手伝いが大好きだと思うので、子供にやる気がある時にできることをやってもらいましょう。

わたしは、長男が4歳の時に子供用包丁を買ってあげたので、その頃から簡単に切れる野菜を切ってもらったりしていました。

次男は危なっかしいところがあるので、最初は野菜を洗うだけ、トマトのヘタを取るだけなど簡単にできることをやってもらい、徐々にできることを増やしていきました。

多少なりとも料理作りに参加すると、自信がつきますし、自分で作ったからかいつもより多く食べる気がします。

基本的な事を覚えてきたら、火を使わずにできる料理を教えるといいですね。

家庭菜園

庭やベランダで家庭菜園をしましょう。

種から育てると難しいだけでなく収穫まで時間がかかるので、代わりに苗を買って植えれば普通に美味しい野菜が比較的すぐに収穫できますよ。

ミニトマトキュウリなら特に手をかけなくてもたくさん収穫できて楽しいので、家庭菜園初心者におすすめです。

子供に水やりなどの役割を与えてあげると、責任を持って育てられるのでいいですね。

さらに、野菜を育てるには日光や水が必要なことを学べますし、自分で育てた野菜には愛着がわき、野菜が苦手な子供でも食べられるようになります。

災害時に備蓄していた食糧を食べ尽くしても、家庭菜園があれば少しは安心できますよ。

食材の備蓄

災害時用に水やインスタント食品、日持ちのする食材の備蓄をしましょう。

子供と買い物に行く時、長期保存の食材を選ぶ理由を説明し、家ではどこに保管しておくのか、どうやって食べるのかを一緒に確認します。

腐りやすい食材や日持ちのする食材を教えておくことも大切です。

賞味期限を確認し、ローリングストックとしてうまく使っていくことを教えましょう。

ローリングストックとは

普段消費する量より少し多めに買っておいて、多めの分を日常的に消費したら買い足しすること

忘れがちですが、備蓄する食料を試しに食べてみる事も大切です。

特に小さな子供は見慣れないものを食べるのに抵抗があるので、慣れておかないといざという時に食べてくれないかもしれません。

備蓄する食材の中には、子供たちのお気に入りのお菓子も何種類か用意しておくと、子供のストレス対策に役立ちます。

乳児がいるなら、ストレスで母乳がでなくなることがあるので、液体ミルクもあるとよいと思います。

避難用バッグの準備

大人と子供の分を合わせて避難用バッグを準備するとなると、結構な量になりますよね。

そこで、歩ける年齢の子供にはそれぞれ専用の避難用バッグを作ってあげましょう。

避難用バッグの中に、塗り絵やパズル、ぬいぐるみなどの音のでないおもちゃや、それぞれのお気に入りのものを入れてあげると良いです。

災害時は大人でも不安な気持ちになります。

大人が不安になっていれば、子供はそれを感じ取りますし、日常と違えばストレスや恐れも出てきます。

使い慣れたおもちゃ、お気に入りのものがあると、子供のストレスを少し和らげてくれます。

ボールや縄跳びなど省スペースで体を動かせるアイテムがあると、避難生活が長くなった時でも楽しく体を動かせます。

自己防衛

子供がある程度大きければ、運動がてら自己防衛の方法を教えましょう。

災害時だけでなく、親がそばにいない時に襲われた場合にも役立ちます。

海外プレッパーは子供に安全なナイフの使い方を教えるようですが、いくら安全に使えたとしても、やはり子供にナイフを持たせるのはそれなりのリスクを伴うので、わたしは反対です。

わたしの子供は小学生なので、通学途中に襲われたら、とにかく大きな声で助けを求め、2キロもあるランドセルは捨てて全力で走って逃げるよう教えています。

応急処置

子供が小学生なら止血くらいの応急処置は教えておきましょう。

災害が起こって夢中で避難場所へ逃げてケガすることは容易に想像できます。

自分で止血できれば、傷口が大きくならずにすみますし、回復も速いです。

高学年であれば、AEDによって助かる命があるので、使い方を教えるのも良いと思います。

AEDの使い方は地域の防災訓練で体験できますよ。

まとめ

今回は海外プレッパーが子供に教えている災害への備えについて紹介しました。

新型コロナウイルス以前、子供に教える「災害に備える」ことは備蓄して、避難用バッグを用意して、避難場所を確認する、くらいだと思っていました。

でも海外プレッパーはこれらの他に、日常生活に取り入れて子供に教えていることがたくさんありました。

災害に備えることの必要性やその術を教えることは大切ですが、子供を怖がらせすぎず、子供のメンタルを守ることはもっと大切です。

そして、災害時に落ち着いて行動できるよう、災害に備えることを日々の生活に取り入れて自信をつけさせることも大事です。

そうすることで子供の自立心が養われ、災害のマイナスなイメージに対するストレスが軽減されて、災害時でもやるべきことを自然とできるようになります。

いつかやってくる非常時に慌てず落ち着いて行動できるように、わたしと一緒に今から準備していきましょう。

災害備えんジャー(@saigaisonae2020)でした。

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災害備えんジャー

「さいがいそなえんじゃー」です。

2020年の新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに非常時の備えについて深く考えるようになりました。

万が一、非常時になってしまっても慌てず、安心して行動できるように一緒に準備していきましょう。

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