こんにちは。災害備えんジャー(@saigaisonae2020)です。
津波や地震など、命の危険が差し迫って避難するときに役立つのが「避難用バッグ」です。
海外では「Bug Out Bag(B.O.B)」と呼ばれ、避難して最低3日~1週間生き延びるために必要なものを備蓄しておくバッグです。
最近では楽天やアマゾンでも「防災セット」として必要なものが揃ったパックで販売されていますね。
避難用バッグを準備する時間や労力を使いたくないなら、販売されている「防災セット」を購入するのでよいと思います。
でもあなたが本気で非常時に家族を守りたいと思うのなら、避難用バッグの中身だけでなく、それらを入れる袋(バッグ)も自分で吟味してほしいです。
日本では避難してから3日後には救援物資が届くといわれているので、最長3日間はあなたが準備したものだけで生活する必要があります。
そこで今回は避難用バッグ(3日分)の準備について紹介しようと思います。
避難用バッグに適したバッグ
避難時に両手が自由になるよう、リュックサック(バックパック)にしましょう。
とはいえ、身近にある使い古したリュックを避難用バッグに使うのはおすすめしません。
必需品を詰め込むのにサイズが不十分だったり、耐久性に問題があってすぐに壊れてしまうかもしれないからです。
避難用バッグとして使う新品のリュックを用意してください。
リュック選びには次の点についても考慮しましょう。
- 容積と内部構成
- フレーム(骨格)
- 品質
- 色
容積と内部構成
3日分の必需品を入れるには50~60リットルの容積が必要です。
リュック内部に大きな仕切り、小さな仕切り(ファスナーやマジックテープで開閉)があると収納に便利です。
フレーム(骨格)
リュックによって内部フレームなのか、外部フレームなのかが異なります。
内部フレームのリュックは、外部フレームのものに比べてサイズが小さく軽量で避難3日分にちょうどよい大きさです。
反対に外部フレームのリュックは大きめで重く強度があり、フレームに寝袋やテント、コートなどを取りつけられて、3日以上の長期避難に向いています。
品質
何度開閉しても壊れないファスナー、雨風に煽られてもブレないフィット感、中身が濡れない防水加工、ストラップの締め具合も自由に調節可、さらにいうと自衛隊が採用するほど高品質なリュックが理想です。
できれば実際にお店に足を運んで、店員さんにアドバイスをもらいながら自分の目で確かめながらリュックを選んでください。
お店が近くになく、楽天やアマゾンで購入するなら信頼できるショップで商品説明とレビューをよく読んで選んでください。
万が一、購入したリュックに不備があったら返品すればよいだけです。
色
自衛隊みたいで格好いいという理由で迷彩柄を選びたい気持ちもわかりますが、避難のときに自衛隊と間違われたり、人混みで目立ったりするので迷彩柄は避けましょう。
赤や黄色、オレンジやピンクなど明るい色も同様です。
代わりにブラック、グレー、ダークブルー、ブラウンなど暗い色のリュックを選んでください。
具体的な避難用リュックについてはこちらの記事にまとめています。
避難用バッグの中身リスト
避難して救援なしに大人1人が3日間生活するのに最低限必要な中身リストの例です。
リストはあなたの好みに合わせて中身を変更してもらって構いません。
ファーストエイドキット
- ガーゼ
- 包帯
- 三角巾
- 絆創膏
- 医療テープ(テーピング)
- 縫い針と糸
- ピンセット
- 解熱鎮痛剤
- のど飴
- 応急処置マニュアル
ファーストエイドの関連記事を書いています。
水と食料
- 1リットルのペットボトルの水(4本)
- アルファ米6種類(昼食、夜食)
- パンの缶詰3つ(朝食)
- ビスケットの缶詰2つ(間食)
- 水なしで飲めるスープ6種類(昼食、夜食)
- 魚の缶詰3種類(夜食)
非常時の飲料水の確保についてはこちらの記事にまとめています。
非常食についてはこちらの記事にまとめています。
災害時に便利な携帯浄水器についてはこちらの記事にまとめています。
衣服
- 着替え1セット(下着、靴下、シャツ)
衣服についてはこちらの記事にまとめています。
情報収集と安全確保
- ハザードマップ(災害地図)
- 小さなメモ帳とペン
- 救助用ホイッスル
- 救助用シグナルミラー
- 電池式懐中電灯
- 手回し懐中電灯
- LEDランタン
- 電池式ポータブルラジオ
- 手回し充電ラジオ
- モバイルバッテリー
- 携帯ソーラーチャージャー
- マルチツール(ナイフ、カッター、缶切り、栓抜きなどがセットになった多機能ツール)
- マッチ・ライター・ファイヤースターター
- 現金(1000円札、細かい小銭多め)
- 健康保険証
- 運転免許証
マルチツールについてこちらの記事にまとめています。
連絡手段についてはこちらの記事にまとめています。
携帯ソーラーチャージャーについてはこちらの記事にまとめています。
携帯ラジオについてはこちらの記事にまとめています。
懐中電灯についてはこちらの記事にまとめています。
LEDランタンについてはこちらの記事にまとめています。
ライターについてはこちらの記事にまとめています。
防寒と暑さ対策
- アルミブランケット(断熱と保温)
- 使い捨てホッカイロ
- 冷湿布や体に貼る冷却シート
- 帽子(つばのあるもの)
- 塩飴
非常時の火の確保についてはこちらの記事にまとめています。
衛生用品
- マスク
- アルコール手指消毒液
- ウェットティッシュ
- トイレットペーパー
- 簡易トイレ
- 歯磨き粉と歯ブラシ
- ビニール袋(大きなサイズ、小さなサイズ)
個人的な必需品
- メガネ
- コンタクトレンズと保存液
- 赤ちゃん用品
- 女性用品
- 処方薬
- 食べると気分が上がるお菓子
- リラックスできるお菓子
避難用バッグの管理
避難用バッグの水や食料は消費期限を確認して、定期的に入れ替えるようにします。
ファーストエイドキットは中身の用途を理解し、必要なときにすぐ使えるようにしておくことが大事なので、あらかじめ使い方を学習しておきましょう。
避難用バッグは押入れの奥などすぐに取り出せない場所ではなく、玄関や避難口の近くなど避難指示が出たらすぐに掴んで持ち出せる場所に置きます。
底が分厚い靴や折りたたみ式ヘルメット、頑丈な作業用手袋もそばに置いておけば、すぐに身に着けて避難できるので便利です。
まとめ
今回は避難用バッグ(3日分)の準備について紹介しました。
避難用バッグの中身についてはグッズごとの記事で詳細や具体的な商品を紹介したいと思います。
いつかやってくる非常時に慌てず落ち着いて行動できるように、わたしと一緒に今から準備していきましょう。
災害備えんジャー(@saigaisonae2020)でした。
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