女性のわたしが被災地ボランティアに参加して学んだこと

勉強
悩むおばさん(左)
 

被災地ボランティアに参加してみたいけど、探す方法や必要なものが分からない・・・

女性のわたしでも被災地で役に立てるのかな?

こんな悩みを解決します。

こんにちは。災害備えんジャー(@saigaisonae2020)です。

あなたのように、被災地ボランティアに関心があっても、参加方法や持ち物が分からず悩んでいる人は多いと思います。

わたしは、2011年の東日本大震災の被災地ボランティアに何度も参加した経験があります。

また、災害ボランティア団体の運営にも携わってきたので、被災地ボランティアについて詳しく知っています。

この記事では、女性のわたしが被災地ボランティアに参加して学んだことについて解説します。

この記事を読めば、被災地ボランティアに参加する方法や心構えが分かりますよ。

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被災地ボランティア募集の探し方

災害ボランティアセンターの募集情報を確認する

災害時には、被災自治体の社会福祉協議会などが中心となって災害ボランティアセンターが設置されます。

災害ボランティアセンターは現地の被災状況をとりまとめ、ボランティアの募集を行います。

最新のボランティア募集状況を知りたい人は、被災自治体の災害ボランティアセンターのホームページやSNSをチェックするとよいですよ。

参考 全社協 被災地支援・災害ボランティア情報

ボランティア団体主催のボランティアツアーの情報を確認する

被災地の災害ボランティアセンターに直接応募すると、現地までは自力で行かなければなりません。

被災地では公共交通機関が使えない場合が多く、初心者には簡単ではありません。

そこで初心者におすすめなのが、NPOなどの任意団体が主催する「ボランティアツアー」に参加することです。

ボランティアツアーでは、ボランティア参加希望者が集まり、専用バスなどで被災地に行くことができます。

現地での宿泊先や旅程もあらかじめコーディネートされていて、必要な持ち物なども教えてくれるので初心者には安心です。

参考 復興庁「ボランティア活動への参加をお考えの皆様へ」

参考 ボランティア情報サイト「activo」震災・災害系ボランティア募集

被災地ボランティアに必要なもの

服装

季節や現地の天候、被災状況、作業内容などに合った服装を用意します。

復旧支援作業は泥などで汚れることが多いので、作業着として「上下セパレート式のレインスーツ」を持って行くと便利です。

動きやすさと安全性重視のため、スカート・パンプス・サンダルNGです。

持ち物

現地の状況にもよりますが、被災者が避難所で暮らしているような状況の場合は、飲食物(特に飲料)自分で用意する必要があります。

また、夏場は熱中症対策グッズ、冬場は防寒グッズが欠かせません。

現地での作業に必要な道具はボランティアセンターなどで用意されていることが多いですが、事前に確認しておくほうがよいです。

少なくとも、軍手・タオル・長靴・帽子(またはヘルメット)は持参してください。

知っておくべきこと・準備できること

被災地での体調管理自己責任になります。

現地で体調を崩して現地の人に迷惑をかけることが最も良くないので、体調が優れない人や体力に自信がない人は、決して無理をしないようにしましょう。

また、依頼者あってのボランティアですので、基本的に依頼者(災害ボランティアセンターなど)の指示に従うようにしましょう。

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被災地ボランティアの内容

災害直後の被災地ボランティアの代表的な作業内容には、「瓦礫の撤去」や、水害の場合は「泥かき」などがあります。

ただし、被災の規模が大きく、避難生活が長期化するほど、ボランティアのニーズは多様です。

例えば、東日本大震災の被災地では、避難所で暮らす人々のケアのため、傾聴マッサージのボランティアがたくさん入りました。

また、津波で泥だらけになった写真を洗浄し、持ち主に返して差し上げるというような、細かい作業もありました。

「復旧作業」となると力仕事がメインになりますが、避難所で暮らす人のケアや写真の洗浄など、女性の手も必要とされることも多いです。

自分が役に立てそうな作業内容の募集を探して、被災地ボランティアに参加するのがよいですよ。

被災地ボランティアで学んだこと

被災者の気持ちに寄り添うことが大切

例えば、被災した家屋から損壊した家財を運び出す作業の際に、

思い出の詰まった家財がボランティアに『瓦礫』として乱暴に扱われ、悲しい気持ちになった

という声を何度か耳にしました。

ボランティアは、やりがいを求めてつい張り切って作業してしまいがちですが、被災して悲しんでいる当事者がすぐ目の前にいるときは、その人の気持ちを考えた言動が必要になります。

災害による被害はインフラ復旧後も続く

住居や交通網などの生活インフラが復旧できたら、被災地ボランティアは必要なくなる

と思われがちですが、被災地ではその後も産業の停滞地域コミュニティの分断など、様々な問題が生じてきます。

特定の被災地域にフォーカスして支援を続けるボランティア団体では、地場産業の手伝いや、現地でのイベント運営などを行っているところもあります。

被災地が本当に復興を遂げるまで長期的な支援を続けるのも、被災地ボランティアの大事な役目です。

災害はいつ・どこでも起こりうる

被災状況を目の当たりにして災害を「自分事」として捉えられるようになることも、被災地ボランティアに参加する意義の一つです。

自分の居住地ではどんな災害が起こりうるか

そのときにどう行動すれば良いか

どんな備えをすれば良いか

などについて考える貴重な機会になります。

将来の自分のためにも、被災地ボランティアに参加してみるのをおすすめします。

まとめ

今回は、女性のわたしが被災地ボランティアに参加して学んだことについて解説しました。

被災地ボランティア募集の探し方

災害ボランティアセンターやボランティア団体からの募集情報を確認する

被災地ボランティアに必要なもの

作業に適し、自分の健康を守れる服装と持ち物

被災地ボランティアの内容

瓦礫撤去など力仕事が代表的だが、避難所でのケアなどニーズは多岐にわたる

被災地ボランティアで学んだこと

  • 被災者の気持ちに寄り添うことが大切
  • 災害による被害はインフラ復旧後も続く
  • 災害はいつ・どこでも起こりうる

わたしは今まで被災地ボランティアで活躍する女性の姿をたくさん見てきたので、

「役に立てるか心配」などと悩んでいる女性も、

ぜひ勇気を出して被災地ボランティアに参加してほしいと思います。

いつかやってくる非常時に慌てず落ち着いて行動できるように、わたしと一緒に今から準備していきましょう。

災害備えんジャー(@saigaisonae2020)でした。

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