災害備えんジャー(@saigaisonae2020)です。
日本は毎年のように、地震や豪雨災害をはじめとして多くの災害に見舞われています。
しかしその割に
「日本人の防災意識は海外に比べて低い」
ともいわれます。
そこで今回は「なぜ日本人の防災意識は低いのか」を明らかにするとともに、日本人の防災意識を高めるのにおすすめな方法を3つ紹介します。
この記事を読めば、あなたの防災意識も変わりますよ。
日本人の防災意識が低い理由
日本は昔から非常に多くの自然災害を経験してきました。
近年は東日本大震災や九州の豪雨災害などを受けて、防災に対する意識は高まっています。
しかし一方で、災害の多さに対して、海外に比べると防災意識が低いイメージもあります。
自然災害が多い国であるがゆえに、国民性に「無常観」が根付いてしまっているためだといわれています。
「無常観」とは
「自然災害はどこかで起こるものだから仕方ない」
「人は自然には逆らえない」
といった、諦めのようなものです。
これに対して海外では「自分の身は自己責任で守る」という強い意識を持ち、災害に備える人(プレッパー)が多くいます。
テロや戦争、金融危機など、自然災害以外のリスクを多く経験してきた影響もあるでしょう。
日本と海外では国民性の違いもありますが、海外の防災意識の高さは見習うべきところもあります。
では日本人の防災意識を高めるのにおすすめな方法を見ていきましょう。
日本人の防災意識を高めるのにおすすめな方法
では1つずつ解説します。
身近な災害リスクを確認して書き出して被害をイメージする
住んでいる地域でどんな災害が起こりやすいのか、その種類と発生の確率を調べてみることが、防災意識の向上につながります。
例えば、大きな川の近くは洪水のリスクが、山間部は土砂災害のリスクが高いなど、地域によって発生しやすい災害は異なります。
どのような災害が自分にとって一番身近なのかを具体的に把握すると、実際に受ける被害のイメージがしやすくなり、自然と防災意識が高まります。
地域の自然災害の被害予測をまとめた「ハザードマップ」が各自治体のホームページなどで公開されているので、自分の地域の情報を確認してみてください。
国土交通省が日本全国のハザードマップを閲覧できるようにまとめたサービスもあります。
過去の災害を学ぶ
海外プレッパーの多くは、
「過去の災害や非常事態から受けたショックから、危機に備えるようになった」
と話します。
つまり、過去に起こった災害の被害状況を可能な限りリアルに知ることが防災意識の向上につながるといえます。
写真や映像から学ぶだけでも良いのですが、可能であれば、実際に被害を受けた土地に足を運んでみてください。
阪神淡路大震災の被害を追体験できる施設「人と防災未来センター」が神戸市にあり、震災直後の町並みを再現したジオラマの展示などがみられます。
東日本大震災の被災地で町のあちこちに津波の最高到達点の表示が残っていて、津波の威力を体感できます。
防災の授業やワークショップに参加する
近年の自然災害の増加を受けて、学校教育の現場でも、防災に関する授業が増えています。
日本人の防災意識の低さは「無常観」の根付いた国民性もあると考えられますので、子供の頃から防災教育に触れるのはとても重要なことです。
学校以外にも自治体やNPOなどが防災の講演やワークショップを開催する機会が多くあります。
防災士の資格を持つ専門家などから参考になる話が聞けるので、そのような講演やワークショップに積極的に参加してみてください。
また、日本防災士会では講演や防災訓練のための講師派遣を行っていますよ。
まとめ
今回は、日本人の防災意識が低い理由と、日本人の防災意識を高めるのにおすすめな方法を3つ紹介しました。
日本人の防災意識が低い理由は、自然災害が多いゆえに「無常観」の根付いた国民性にあると考えられます。
日本人の防災意識を高める3つの方法
- 身近な災害リスクを確認して書き出して被害をイメージする
- 過去の災害を学ぶ
- 防災の授業やワークショップに参加する
災害が起こることを防ぐのは難しいですが、普段から災害に備えておくことで被害を軽減することはできます。
「災害は避けられないから仕方ない」などと諦めずに、防災意識を高めることから始めることが大切です。
いつかやってくる非常時に慌てず落ち着いて行動できるように、わたしと一緒に今から準備していきましょう。
災害備えんジャー(@saigaisonae2020)でした。
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