災害備えんジャー(@saigaisonae2020)です。
日本各地で地震活動が活発になっています。
大きな地震がいつ起こってもおかしくありません。
新型コロナウイルスの蔓延で社会全体が疲弊しているところに大地震が襲ってきたら、ひとたまりもありません。
非常時になっても落ち着いて対応できるよう、地震のリスクについて考えておく必要があります。
海外プレッパーは地震についてどのように考えて行動しているのでしょうか?
そこで今回は海外プレッパーが考える地震のリスクと対策について紹介します。
この記事を読めば地震への備えもばっちりですよ。
海外プレッパーが考える地震のリスク
地震で揺れているときに負うケガ
大きな揺れが起きたとき、多くの人が恐怖とパニックに襲われ慌ててしまいます。
地震中のほとんどのケガは、動き回ったために起こります。
家具の下敷き
大きな地震が襲うと、部屋中の家具や棚が倒れてきます。
それらの下敷きになる人も多いので非常に危険です。
揺れがおさまった後に負うケガ
地震の揺れがおさまったあとにも、足元に家具やガラスの破片が散らばっていて避難の際にケガのリスクが伴います。
揺れがおさまったと思って安心すると危険です。
火災
1995年に起きた阪神淡路大震災では多くの家が火災にあいました。
2011年の東日本大震災でも各地で火災が起きました。
大地震が起きたときに火災が起こるリスクは非常に高いです。
停電
大きな地震が起きると広い地域で停電になります。
電気というライフラインが止まると大きなリスクが生まれます。
断水
地震の後に停電と共に起こるのが断水です。
断水により、飲料水が途切れることは命にも関わります。
お風呂にも入れず、トイレの水も流せなくなるため、衛生的にも良くありません。
洪水
地震により川の堤防やダムが決壊して洪水が起こる可能性があります。
洪水が起こると広い範囲に水が広がり避難の妨げにもなり危険です。
余震
本震のあとにはそれに匹敵する大きさの余震が続きます。
本震でダメージを受けたところが余震により崩壊することもあるので注意が必要です。
津波
震源地が海の浅いところで大きな地震が発生すると津波が起こります。
また、陸の下で地震が起きたときに震源域が海の下まで広がっていると、津波が発生する可能性があります。
津波の前で人間は無力です。
海外プレッパーが考える地震の対策
揺れに備える
大きな揺れが襲ったとき、避難する時間はありません。
海外プレッパーは身を守る行動をとっさに取れるように練習しています。
頑丈な机やテーブルがあるときは、その下に避難します。
そのような物が近くにないときは、内壁に沿って体を這わせましょう。
窓、大きな鏡、ぶら下がっている物体、重い家具、重い電化製品、暖炉からは離れましょう。
そして、落下物から頭を守るためにしっかりと両腕で頭と首をおさえます。
屋外にいるときは、落下物があなたに当たらないエリアに移動します。
建物、送電線、樹木からは離れましょう。
運転しているときは、道路脇に停車します。
橋や歩道橋の上や下、送電線、樹木、大きな看板の下では停止しないように気をつけましょう。
山岳地帯や不安定な斜面や崖の近くにいるときは、落下する岩やその他の破片、および地滑りに注意します。
家具の下敷きにならないように備える
タンス、本棚、冷蔵庫などの重いものは壁などにしっかりと固定します。
重い棚や壊れやすい物は低い棚に保管しましょう。
鏡、額縁、吊り下げている物は、壁に固定する必要があります。
重い物はベッド、ソファ、また普段よく座っている場所にはぶら下げないようにします。
コンピューター、テレビ、電子レンジなどの電子機器は、ナイロンストラップで固定しましょう。
大きな揺れが襲うと、部屋中のあらゆる物が凶器となります。
対策ができているかしっかり確認しておきましょう。
揺れがおさまった後に備える
大きな揺れで家具が倒れ、割れたガラスの破片などが散乱した足元は非常に危険です。
夜など停電で足元が見えないと、ケガするリスクはより高まります。
暗闇では懐中電灯や携帯スマホのライトを使用しましょう。
足元が散乱していても安全に歩くことができるように、頑丈な靴を用意しておきます。
海外プレッパーは、就寝中に地震に襲われたときに安全に移動できるよう、ベッドのそばに安全靴を用意しています。
火災に備える
地震後の火災の危険性を認識し、ガス漏れによる火災を起こさないように、ろうそく、マッチなど火を使用しないように注意します。
その代わりに、懐中電灯またはLEDランタンを使用しましょう。
また、電気配線やガスの配線に欠陥はないか定期的に専門家にみてもらいます。
これらに欠陥があれば、火災リスクが高まります。
大地震が発生したとき、停電が発生する可能性があります。
このときブレーカーを落とさずにおくと通電火災に繋がります。
電気が復旧したときに電気製品が再び作動し、これが火元となって起こるのが、通電火災です。
住民が避難して無人となったあとに電気が復旧し、出火なる事が非常に多いため、通電しないようにブレーカーを必ず落としましょう。
停電に備える
災害時には、最新情報を入手する必要があります。
このときに便利なのがラジオです。
ラジオは災害時の信頼できる通信手段です。
AM / FMに同調できるラジオを必ず携帯しておきましょう。
また、予備のバッテリーと、携帯などを充電できるソーラーパネルの充電器も用意しておきます。
電気が復旧するまで何日もかかることがあります。
夜間に安心して過ごすことができるように、LEDランタンを用意しておきましょう。
また、余裕がある人は小型の発電機を用意することを海外プレッパーは勧めています。
断水に備える
断水が起きても水の心配をしなくて済むように、普段からペットボトルの水を飲料用にたくさん購入し備蓄しておきます。
瓶などは地震の揺れで壊れる可能性が高いので、ペットボトルにしましょう。
また、長い生活で備蓄した水の在庫が無くなったときの為に、水をろ過できるアイテムを用意しておきます。
そして、トイレのあと水を流せるように普段から浴槽を水で満たしておきましょう。
洪水に備える
地震により川やダムの堤防が決壊したときは、すぐに高いところへ避難します。
最新のニュースに注意を払い、住んでいる地域にどんな危険が迫っているのをか把握できるようにしておきます。
洪水で自宅に閉じこまれて避難できないときには、高いところへ移動し、助けを呼びましょう。
ホイッスルを携帯しておくと、助けを呼ぶときに役立ちます。
余震に備える
本震のあとに襲う余震は、一度だけではなく何度も起きます。
大きな余震による建物の倒壊などに巻き込まれないように、ダメージを受けた場所には近づかないようにします。
余震が落ち着くまでは、安全な場所で避難生活を送り、防災無線や地震警戒速報に注意しましょう。
津波に備える
海抜の低いところに住んでる人は、強い揺れや弱くても長い揺れを感じたら、すぐに高台へ避難しましょう。
また、地震を感じていなくても、「津波警報」や「津波注意報」が出たときは、いち早く海岸から離れ、可能な限り高い場所へ避難します。
津波は複数回にわたり襲来し、第1波より第2波や第3波などの方が高くなるときがあります。
いったん波が引いても、「津波警報」や「津波注意報」が解除されるまでは避難を継続しましょう。
まとめ
今回は海外プレッパーが考える地震のリスクと対策について紹介しました。
いざ大きな地震が襲ってきたときに、とっさに身を守る行動が取れるかどうかで運命が大きく変わります。
地震が起きたらどのようなリスクがあるのか、どのような対策をすればよいか頭に入れておくことが行動に繋がります。
いつかやってくる非常時に慌てず落ち着いて行動できるように、わたしと一緒に今から準備していきましょう。
災害備えんジャー(@saigaisonae2020)でした。
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