災害備えんジャー(@saigaisonae2020)です。
地震大国の日本に住むわたしたちは、近い将来かなりの確率で起きるといわれる南海トラフ地震などに対する意識がだいぶ高まっていると思います。
しかし、自然災害は地震だけではありません。
近年になって大きな台風が多くなり、昨年は日本中に大きな被害をもたらしました。
ゲリラ豪雨の強さも増し、土砂崩れや洪水も増えています。
いつ自分の身が危険にさらされてもおかしくない時代になってきました。
大人は自ら考え、行動し、自分の身を守ることができます。
しかし、子供はそうではありません。
そばにいるわたしたち大人が子供を守らなければなりません。
非常時で避難するときに重要なものの1つは服装です。
避難時の服装に対する海外プレッパーの意識はとても高いのをご存知ですか?
大人だけでなく、子供の服装についてもしっかり考えられています。
そこで今回は海外プレッパーが考える非常時の子供の服装について、どのように考えて備えているのかを紹介しようと思います。
海外プレッパーが考える非常時の子供の服装とは
子供といってもその対象年齢は幅広いです。
生まれたばかりの赤ちゃんから、ハイハイできる乳幼児、歩けるようになった幼児から小学生と、これくらいの年齢層で服装の準備はとても重要です。
なぜなら、子供は元気で、どんなところでも場所を選ばず這って、走りまわり、そして段差があるところに落ちてしまったり、つまづいて転倒したりします。
ケガと同時に洋服も汚しますので、幼児期は多くの着替えが必要になります。
また、子供は大人に比べてはるかに免疫が弱く、暑さや寒さ、ウイルスやちょっとした傷口が原因で死に至ることも十分に考えられます。
そのため、災害時には身体をしっかり守れる服装が大切です。
中学生以上になれば、季節や状況に応じて上手く着こなすことができるでしょう。
それでも、身を守る着こなし方は大人がしっかりアドバイスすることが大切です。
では、子供の服装において具体的にどのようなアイテムを用意しておけばよいのでしょうか。
海外プレッパーが子供に用意している服装アイテムをいくつかピックアップしてみました。
レインコート・防水レインスーツ
長い時間、雨や水に濡れて体を冷やすことは命を落とすことにつながります。
頭から足先までしっかりと体を守れるように、レインコートや防水加工されているレインスーツを用意しましょう。
全身を雨からしっかり守るレインロンパースでも大丈夫です。
大きめのフードのつばが雨も防いでくれますし、首回りもしっかりガードしてくれます。
ウエストや肘には反射テープがあり、暗いところでも安心です。
高機能のレインコートもあります。
レインコートは、動きやすさと機能性が重視されています。
足を濡らさないように、上下に別れたタイプが良いです。
冬の災害時は、防寒が大切です。
停電が長く続くと暖房に頼れません。
雨や水で体を冷やさないように気をつけましょう。
使い捨てオムツ・布オムツ
赤ちゃんの必需品といえば、オムツです。
災害時は洗濯ができない場合も多いため、防災バッグには使い捨てオムツを入れておくことをおすすめします。
使い捨てオムツが無くなったときのことを考えて、布オムツも用意しておくといいでしょう。
現在ではスナップボタンで簡単にS~Lまでサイズ調節ができるオムツもあります。
避難生活の間に生まれた赤ちゃんからオムツ卒業間近の子供まで長く使えて経済的です。
ポリエステルとメッシュ素材で通気性もあり、洗濯してもすぐ乾くのでわずらわしさがありません。
布オムツは出血を止めるための応急処置アイテムとしてや、嘔吐をきれいにすることや、発熱時に冷水湿布を入れて熱冷ましにも使えて大変便利ですよ。
防水ブーツ・防水ハイキングブーツ
足元が濡れてしまうと体温が奪われていきます。
足元の悪いところを粗悪な靴で歩くとケガを負うこともあるでしょう。
そのケガがもとで細菌が体に入り、命の危険にさらされることも考えられます。
そこで海外プレッパーは子供たちに防水効果のある安全な靴を用意しています。
サバイバルの環境において、年齢の高い子供たちは大人と一緒に行動し、生きるために長い時間歩き続けなければならない場面があります。
そんなときのために丈夫で質の高い防水ハイキングブーツを用意しておくといいでしょう。
また、洪水への備えとして高水の中を歩く場合に備えて、雨靴も必要になります。
水の入りにくい高機能の雨靴もあるので、防水ハイキングブーツと合わせて用意しておきましょう。
キッズインナー (上下セット )
子供のインナーは、保温性が高いものや、通気性の高いものを用意して、季節に合わせて使います。
現在は薄手で軽くてやわらかく、生地も伸縮がある良いインナーがたくさんあります。
夏場はパジャマの代わりに1枚着て寝るのも快適でしょう。
冬場は半袖の上に長袖を重ね着して、より保温効果と体温維持効果を上げるのにも使えて便利です。
赤ちゃんの肌着は体温調節に役立つので、多めに用意しておくのがおすすめです。
また、赤ちゃんの着替えに親が対応できず、まだ子供の兄弟や姉妹、子育てに慣れていない父親や祖父母が担当しなくてはならない場合もあるかもしれません。
ですので、赤ちゃんの衣類は誰でも容易にさっと着せ替えやすいもののほうが良いと思います。
様々な状況を考えて、洋服の着やすさや機能性をみて用意しましょうね。
防災ベスト
自宅にいるときに大きな地震が起きて逃げるときには、持つものも持てず慌てて逃げ出す人が多いと思います。
地震発生後は「着のみ着のまま避難する」ことが鉄則なので、その行動は間違ってはいませんが、防災ベストがあればさっと着て逃げればよいだけので、いざというときに大変役立ちます。
ポケットが多くて、その収納力も高く、リュックのように衣類やタオルも入れることができる防災ベストを選びましょう。
必要最低限のものを入れて枕元などすぐに取れるところに置いておきます。
そのようにしておけば、夜間に災害にあっても、パジャマのまま着替えずに防災ベストを羽織るだけで外へ飛び出せます。
着て逃げるだけという簡単な点において、小さな子供にも防災ベストはおすすめですよ。
防災ベストのメリットは持ち出しやすい点だけではありません。
フード付き防災ベストなら防災頭巾にもなって頭を守れて避難時に役立つだけでなく、避難生活においても体を守る防寒、防護服にもなって便利ですよ。
防水性、透湿性、軽量性に優れたアイテムなので、自然環境の中で避難生活を送るときにも最適です。
災害時、逃げる途中で子供が親とはぐれてしまうことも考えられます。
そういった状況でも、必要最低限のものが防災ジャケットに備えてあれば少しは安心ですね。
子供の名前や血液型、家族情報や緊急連絡先などが防災ジャケットに入っていれば、迷子になっても子供を見つける手がかりとなってとても役立ちますよ。
ガスマスク
イスラエルで民間防衛用に採用されている現用実物NBCガスマスクがあります。
放射性粒子、各種ウイルス、VXガス、サリンなどの神経ガス、CBRN/NBC(核、生物、化学兵器)及び催涙ガス(CN/CS/OC)に対応しています。
軽量、コンパクトで、視界が広く、装着も簡単な小学生以下の子供向けのガスマスクです。
海外プレッパーは今の文明が破滅するような世界の終末も想定しています。
今日、新型コロナウイルスが世界中に蔓延していますが、これから新たな戦争が起き、そこで生物兵器が使われて、身に危険が及ぶかもしれません。
また、いま世界中の専門家が危惧しており、現実味を帯びているのが、近い将来の核戦争です。
日本では報道されていませんが、世界のニュースを見ていると核兵器使用を危惧するニュース記事を目にすることは珍しくありません。
核兵器が使われてしまった惨劇の世界の中でも生き抜いていけるように、世界中のプレッパーは準備しています。
そして何よりも、これから先の世界を担う子供たちの命を救うべく、ありとあらゆる用意をしています。
ガスマスクはそのひとつに過ぎませんが、海外プレッパーの本気度を感じます。
福島原発事故を近年経験したわたしたちも、放射性物質の恐ろしさは身をもって感じているはずです。
核への備えも決して他人事ではなく、身近に感じて備える必要があるのではと考えます。
マスク・フェイスマスク
瓦礫でほこりが舞い上がる中を歩いて避難しなければならないことや、避難所内で新型コロナやインフルエンザなど感染症が流行ることも考えられます。
ウイルス感染予防や粉塵を吸い込まないようにするのにマスクは必需品です。
夏場は暑いので、ひんやり感じられる冷感マスクがおすすめです。
使い捨てのマスクと洗って使いまわせるマスクはしっかりと備蓄しておきましょう。
フェイスマスクは汗の吸収と排出に優れており、暴風と保温効果もあって通常のマスク以上に便利ですよ。
まとめ
今回は海外プレッパーが考える非常時の子供の服装について、どのように考えて備えているのかを紹介しました。
様々な非常時に対応できるように、海外プレッパーは常に備えています。
今回紹介した服装アイテム以外にも
- ロングパンツ
- 速乾性または防水性のズボン
- ウールまたは合成繊維のセーター
- ソックス
- パジャマ
- カラフルな帽子
など、日常的に使う衣類も用意しています。
海外プレッパーは非常時に着せる子供の服は明るい色を選んでいるそうです。
親と離れてしまっても、群衆の中から我が子を見つけやすくするためです。
あなたの住んでいる地域ではどのような災害が起こりそうですか?
あなたはどうやって家族の安全を守りますか?
災害への備えを怠りなく行うことがとても重要です。
一人一人の意識が変われば、救える命がひとつ、またひとつと増えていきます。
あなたの防災への意識と備えが大切な子供たちの命を繋いでいきます。
いつかやってくる非常時に慌てず落ち着いて行動できるように、わたしと一緒に今から準備していきましょう。
災害備えんジャー(@saigaisonae2020)でした。
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