災害備えんジャー(@saigaisonae2020)です。
プランターで野菜を栽培するプランター菜園は、その手軽さから近年人気となっています。
野菜を楽しみながら育てることができる上、自分で野菜を収穫をして食べられるのが魅力ですね。
6月は「梅雨」の時期にあたり、非常に雨が多くなります。
雨が多く土壌も水分量が増えるため、野菜栽培には向かない時期に思えますが、この時期でも栽培できる野菜があります。
そこで今回はプランター菜園で6月に苗植えする野菜を紹介しようと思います。
プランター菜園 6月に苗植えする野菜
高温多湿に強く、プランター菜園初心者にも栽培が簡単な12種類の野菜を選びました。
コンパニオンプランツと呼ばれる、一緒に植えると相互に好影響を与える野菜を2種類選んで、同じプランターに植えると野菜が良く育ちますよ。
獅子唐(シシトウ)
シシトウはナス科の野菜で正式名は「獅子唐辛子」と言います。
実の先端部分が獅子の頭に見える事から「シシトウ」と呼ばれています。
原産地は南アフリカで高温に強い夏野菜です。
シシトウはビタミンCやカロチン・ビタミンEなど抗酸化作用の強い栄養素多く含む野菜です。
匂いの成分であるピラジンは血液をサラサラにし、脳梗塞や心筋梗塞の予防に良いとされています。
市販の苗も販売されているので、苗を購入してそこから始めると簡単に育てられます。
シシトウのコンパニオンプランツは落花生(ラッカセイ)です。
ゴーヤー
ゴーヤーは沖縄の郷土料理の食材としても有名でキュウリやマクワウリと同じウリ科の植物で、原産地はアジアの熱帯地方です。
育てるのが簡単なので最近は小学校でもよく栽培されています。
ゴーヤーは暑さに強くてビタミンCがたくさんあります。
また、カロチン(ビタミンA)、ビタミンC、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。
独特の苦みがありますが、この苦味成分をモモルデシンといい、胃液の分泌を促進して食欲を増進してくれます。
乾燥に強く病害虫もほとんど発生しない上、手間いらずで簡単に育てられるという点で初心者にも向いています。
ゴーヤーのコンパニオンプランツはニラです。
アイスプラント
アイスプラントは南アフリカ原産の野菜(ハマミズナ科)です。
大地の塩分やミネラルなどの栄養を吸い上げる能力を持つ「吸塩植物」の仲間で、吸い上げた栄養分を葉の表面に蓄えるので、何もつけなくても塩味がします。
日当たりが良く、水はけの良い場所で栽培すれば初心者でも簡単に育てられます。
アイスプラントにはナトリウムやカリウムを始め、マグネシウムやレチノールといったミネラルが大変豊富に含まれています。
そして、それらの吸収効率を良くするクエン酸もたっぷり含まれています。
また、メタボミオイノシトールやピニトールといった成分も含まれており、これはメタボの予防に効果があるとされています。
アイスプラントのコンパニオンプランツはキュウリです。
水菜
原産地は京都で、関西では水菜、関東では京菜と呼びます。
アブラナ科の野菜で種蒔きは春と秋、日本固有の野菜です。
冷涼な気候を好みますが、耐暑性もあり、名前の由来通り「水と土があれば育つ」と言われるほど水やりを欠かさなければ丈夫に育つ葉野菜です。
水菜には特有の辛みと香りがあり、ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、カリウムなどの栄養素がたっぷりと含まれています。
水菜のコンパニオンプランツはシュンギクです。
ルッコラ
ルッコラは、地中海沿岸が原産のハーブで、アブラナ科の野菜です。
栄養価がとても高い緑黄色野菜で、β-カロテン、ビタミンE、ビタミンKを豊富に含んでいます。
特にビタミンCが豊富で、 葉の部分には血液を浄化する働きや、利尿作用、胃のむかつきを抑える作用などがあります
プランター栽培ではハーブや野菜用の培養土を使い、水のやりすぎには気をつけましょう。
また、日当たりの良い場所を好むので、風通しの良い日なたに置いて育てましょう。
ルッコラのコンパニオンプランツはインゲンです。
セロリ
セロリはセリ科の野菜で原産地は地中沿岸、多湿で涼しい気候、水はけの良い土壌を好みます。
セロリに多く含まれる栄養素は、ビタミンB群、鉄分、食物繊維で、葉の部分にはカロチン(ビタミンA)が茎の2倍も含まれています。
セロリの香り成分の「アピイン」や「セネリン」には、ストレス緩和や気持ちを穏やかにする効果があると言われています。
セロリはプランターでも育てられるベランダ菜園にぴったりの人気の野菜です。
セロリのコンパニオンプランツはエダマメです。
三つ葉(ミツバ)
ミツバはセリ科の野菜で原産地は日本、旬は春から初夏ですが通年栽培できる葉野菜です。
三つ葉は、カルシウム、鉄などが豊富に含まれており、ビタミンC、E、Kなどのビタミン類も多く含んでいます。
また、高血圧に効果があるといわれているカリウムや、ガンや動脈硬化などの病気予防に効果があるとされているβ-カロテンも多く含んでいる健康野菜です。
暑さに強い反面、乾燥には弱く、夏場は乾燥に注意が必要です。
ミツバは半日陰で湿度の高い場所でよく育つので、マンションのベランダなど日当たりの悪い場所でもスクスク育ちます。
6月に種まきをすると約1カ月後には収穫ができ、小さな植木鉢やプランターで簡単に栽培することができます。
ミツバのコンパニオンプランツはキュウリです。
小松菜(コマツナ)
コマツナはアブラナ科の野菜で関東を代表する葉野菜で、プランターや植木鉢でも簡単に育てることができる初心者向けの野菜の1つです。
コマツナに含まれる栄養素は、βカロテン(ビタミンA)、ビタミンK、ビタミンB群、ビタミンC、そしてミネラル類のカルシウムやカリウムなどを豊富に含んでいる健康野菜です。
コマツナのコンパニオンプランツはレタスです。
芽キャベツ
芽キャベツはアブラナ科の野菜で、日当たりの良い場所であれば、プランターで栽培できます。
芽キャベツには、三大栄養素の炭水化物やタンパク質のほか、ビタミンA、C、E、K、葉酸、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル分、亜鉛、鉄、銅、マンガン、食物繊維など豊富な栄養素が含まれています。
キャベツよりもビタミンCの量が豊富であり、健康効果が高い野菜です。
芽キャベツのコンパニオンプランツはサニーレタスです。
落花生(ラッカセイ)
落花生(ラッカセイ)はマメ科の野菜で、花が落ちた部分から弦が伸びて地中に実がなることから「落花生」と呼ばれています。
落花生栽培は栽培期間が長いものですが、上手な育て方さえ知っていれば簡単に育てることができる初心者向けの野菜です。
落花生には、ビタミンE、ビタミンB1、カリウム、マグネシウムなどの栄養素が含まれます。
薄皮の部分には抗酸化作用やアンチエイジング効果があるレスベラトロールというポリフェノールが豊富に含まれています。
ラッカセイのコンパニオンプランツはトマトです。
サツマイモ
サツマイモはヒルガオ科の熱帯原産の根野菜で、夏の暑さにも強く乾燥した場所でも育ちます。
深さのあるプランターで栽培ができ、肥料はいらず水やりも毎日必要ではないため初心者向けの野菜の1つです。
弦を支柱に絡ませたりベランダの手摺を利用すれば、マンションのベランダなどの限られたスペースでの栽培も可能です。
サツマイモには、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、食物繊維が豊富に含まれています。
ビタミンCは肌のシミ対策や炎症に効果的と言われています。
サツマイモに含まれるビタミンCはリンゴの約5倍と言われています。
収穫後の貯蔵性も高く、時間が経つにつれ熟し甘みも増すため家庭菜園にはおすすめの野菜です。
サツマイモのコンパニオンプランツは赤シソです。
キュウリ
キュウリは夏を代表するウリ科の野菜で、育て方も簡単な家庭菜園向け野菜です。
プランターでも育てることができ、ベランダでプランター栽培する時は、支柱とネットに弦を誘引させれば省スペースで育てることが可能です。
キュウリはそのほとんどが水分ですが、カリウムとビタミンC、βカロテンなどの栄養素が含まれています。
キュウリのコンパニオンプランツはアイスプラントです。
まとめ
今回はプランター菜園で6月に苗植えする野菜を12種類紹介しました。
獅子唐(シシトウ)
ゴーヤー
アイスプラント
水菜
ルッコラ
セロリ
三つ葉(ミツバ)
小松菜(コマツナ)
芽キャベツ
落花生(ラッカセイ)
サツマイモ
キュウリ
この時期にプランター栽培で苗植えできる野菜は多くあり、それぞれ栄養素も多く、健康効果も高いですよ。
初心者でも簡単に育てられる野菜ばかりなので、今から家庭菜園を始めてみませんか?
家庭菜園は災害時に役立つ趣味として海外プレッパーのおすすめです。
いつかやってくる非常時に慌てず落ち着いて行動できるように、わたしと一緒に今から準備していきましょう。
災害備えんジャー(@saigaisonae2020)でした。
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