災害備えんジャー(@saigaisonae2020)です。
プランターで野菜を栽培するプランター菜園は、その手軽さから近年人気となっています。
野菜を楽しみながら手軽に育てることができる上、自分の手で野菜を収穫をして食べられるのが魅力です。
真夏の8月でも水やりや日照管理をしっかりすれば、丈夫に育てることができる初心者向けの野菜があります。
そこで今回はプランター菜園で8月に苗植えできる野菜の中から、栄養素が高く、栽培も簡単な野菜と、その野菜のそばで一緒に栽培すると互いの成長に良い影響を与えるコンパニオンプランツを紹介します。
プランター菜園 8月に苗植えする野菜
プランター菜園初心者にも栽培が簡単な5種類の野菜とそのコンパニオンプランツを選びました。
玉ねぎ&ニンジン
玉ねぎは1980年代まではユリ科に属していましたが、1990年代ではネギ科になり、
現在はヒガンバナ科に分類されている野菜です。
玉ねぎに含まれる栄養素は、糖質、ビタミンB、C、カリウム、リンアシン、硫化アリル、ケルセチン、食物繊維などです。
硫化アリルは玉ねぎ特有のニオイと辛味の元であり、玉ねぎを切ったときに涙が出るのもその影響です。
血液をサラサラにし、交感神経を刺激して体温を上昇させたりするといわれています。
ケルセチンはポリフェノールの一種で、玉ねぎの皮に近い部分に含まれています。
抗酸化作用があり、健康を守るのに効果があるそうです。
春にまいた早生タマネギの小球を乾燥貯蔵させ、種球として販売しているものを「ホームタマネギ」といいます。
手間がかからず、短い期間で収穫ができるため、プランター栽培には球根から育てるホームタマネギがおすすめです。
玉ねぎのコンパニオンプランツはニンジンです。
ニンジンは玉ねぎの害虫を予防する効果があり、玉ねぎはニンジンの根を侵す病気を予防する効果があるといわれています。
大根&レタス
大根の原産地は中央アジアで、やせた土地でも育つアブラナ科の野菜です。
大根の根にはビタミンC、カリウム、カルシウム、食物繊維などの栄養素が含まれており、葉にもビタミンC、E、βカロテンなどが含まれています。
β-カロチンには目の健康維持、皮膚や粘膜の健康維持といった効果があるといわれています。
辛み成分のイソチオシアネートは胃液の分泌を促したり、肝臓の解毒作用を助けたりする働きがあるといわれていますが、大根おろしにするなど細胞を破壊しないと摂取できない栄養です。
大根をプランターで栽培する時は、根が小さく育つミニ種がお勧めです。
大根のコンパニオンプランツはレタスです。
アブラナ科の大根とキク科のレタスを近くで育てることで、お互いの害虫が飛来してくるのを防いでくれます。
スティックセニョール&レタス
スティックセニョールは、普通のブロッコリーと芥藍(かいらん)という中国の菜花を掛け合わせて作られた野菜です。
スティックセニョールには、ビタミンC、ビタミンB1、B2、葉酸やカロテンが多く含まれています。ビタミンCはレモンの2倍もあり、カルシウム、カリウム、鉄等のミネラルも豊富で食物繊維も多く含まれています。
また、スルフォラファンが多く含まれており、癌の抑制効果、動脈硬化予防、貧血、白血病の改善に効果があると注目されています。
ビタミンCは強い抗酸化作用を持ち、病気の予防の他にもニキビ対策にも効果があるそうです。
葉酸も含まれており、赤血球の働きや、細胞が生成されるのを助ける働きもあるといわれています。
ブロッコリーのコンパニオンプランツはレタスです。
ブロッコリーとキク科の野菜を一緒に育てると、キク科野菜の独特な香りで害虫が寄りつかなくなるといわれています。
キク科野菜の中で、害虫を寄せつけない効果が最も高いものは「赤い葉のサニーレタス」といわれています。
モンシロチョウやコナガは、赤い色も嫌うため、他のレタスよりも害虫を寄せつけない効果があるそうです。
小松菜&リーフレタス
小松菜はアブラナ科の葉野菜で、適応力が高くプランターでも簡単に育つ初心者向けの野菜です。
小松菜に含まれる栄養素は、βカロテン(ビタミンA)、ビタミンK、ビタミンB群、ビタミンC、ミネラル類はカルシウムやカリウムなどです。
β-タカロテンは抗発ガン作用や免疫賦活作用のほか、髪の健康維持や視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。
カルシウムや鉄分は、ホウレン草よりもたくさん含んでいます。
カルシウムは丈夫な骨を作るために必要な栄養素です。
鉄分は、血を作るのに必要な栄養素で、貧血防止に効果があるといわれています。
ビタミンKは1日の摂取目安量の3倍も含まれおり、ビタミンAのもとになるβカロテンやビタミンCも豊富で、両方とも強い抗酸化作用があり、動脈硬化の抑制やがん予防に期待されているそうです。
小松菜のコンパニオンプランツはリーフレタスです。
一緒に栽培するとと、害虫が寄りつかなくなる効果があるそうです。
水菜&レタス
原産地は京都で、関西では水菜、関東では京菜、と呼ばれるアブラナ科の野菜です。
冷涼な気候を好みますが、耐暑性もあり、水やりを欠かさなければ丈夫に育つ葉野菜です。
水菜の約90%は水分ですが、残りの約10%には食物繊維、炭水化物、β-カロテン、ビタミンC、葉酸、カルシウム、鉄などが含まれています。
ビタミンCは、風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があるといわれています。
β-カロテンには、抗発ガン作用や免疫賦活作用があるそうです。
カリウムやカルシウムを多く含むので、骨の健康維持に効果があるといわれています。
アブラナ科野菜の水菜のコンパニオンプランツは、キク科のレタスです。
アブラナ科を好むモンシロチョウ、ヨトウガ、コナガなどが嫌うキク科の野菜を近くに植えると、これらの害虫は近づかなくなるそうです。
また、アブラナ科の植物にはレタスを食害するタバコガを寄せつけにくくする働きがあるので、混植すると互いに害虫予防になるといわれています。
まとめ
今回はプランター菜園で8月に苗植えする野菜とそのコンパニオンプランツを紹介しました。
玉ねぎ&ニンジン
大根&レタス
スティックセニョール&レタス
小松菜&リーフレタス
水菜&レタス
それぞれ栄養素も多く、健康効果の高い野菜です。
野菜のプランター栽培は、初心者でも十分に楽しめます。
特にここで取り上げた野菜は初心者向けのものばかりです。
家庭菜園の経験は災害時に必ず役立ちます。
非常時に自給自足できるようにプランター菜園から始めてみませんか?
いつかやってくる非常時に慌てず落ち着いて行動できるように、わたしと一緒に今から準備していきましょう。
災害備えんジャー(@saigaisonae2020)でした。
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