災害備えんジャー(@saigaisonae2020)です。
漫画「サバイバル」(著:さいとう・たかを)を読んだことがありますか?
突然起こった巨大地震で生き残った少年「鈴木サトル」が、非常に過酷な環境を知恵を振り絞って生き抜こうとする物語です。
仕掛けを手作りして魚を獲ったり、罠を自作して鳥を捕まえたり、弓矢を手作りして鹿を狩ったりと、人間ひとりで食料を調達する難しさや、クマやトラやネズミなど野生動物から食料として狙われる人間の恐怖などが描かれています。
サトル少年にサバイバルの知識とスキルがあれば、そこまで苦労せずに食料調達できたり、野生動物にそこまで怯えなくてもよかったのになと、読んでいてふと思いました。
サバイバルの知識とスキル
もしかしたら、それらのいくつかをあなたはすでに習得しているかもしれません。
なぜなら、あなたが日々楽しんでいる趣味がそうかもしれないからです。
そこで今回は非常時に役立つ趣味について紹介したいと思います。
非常時に役立つ趣味とは
趣味とは、好んで習慣として行う事柄です。
そして趣味には、やっていて楽しいだけでなく、生死をわける非常時でとても役立つものがあります。
今回は、非常時に役立つと知って始めたばかり趣味、これから始めたいと思った趣味を含めた6つをピックアップしてみました。
狩り
海外にはスポーツ狩猟家と呼ばれる、狩りを趣味とする人がいます。
彼らは狩りの時間帯や場所、対象動物の習性、適した銃など、狩りに必要な知識とスキルを習得しています。
そして、そのような知識やスキルは食糧難に陥った世界で自ら食料を得るのに必要不可欠です。
銃は狩りだけでなく、襲ってくる動物や人間から身を守る自己防衛にも使えるので、扱えるようになるとかなり心強いですよ。
しかし、日本で銃を使った狩りをするには免許や様々な許可が必要なので、狩りを生業にする猟師でないと難しいかもしれませんね。
狩りを生業にするかどうかは別として、狩りをするには狩猟免許は必須ですので、まずは本で勉強から始めてみてはいかがでしょうか。
さらっと猟師についてネット検索してみましたが、申請書類の多さ、銃と弾の費用、保険加入などから、日本で狩りをするのは簡単ではなさそうです・・・
釣り
人間にとって魚も貴重な栄養源です。
日頃から海釣りや川釣りを楽しんで趣味にしてる人は、流れが穏やかな場所に魚が多いことや、岩陰や川が曲がっている場所も狙い目なことを知っています。
釣り方はもちろん、必要な道具、時間帯にも詳しいはずです。
わたしは釣り未経験なので知らなかったのですが、釣り初心者も安心して親子で楽しめる釣りスポットって意外と多いんですよ。
外出自粛が解除されたら、子供を連れて釣りデビューもいいかもなと思いました。
アーチェリー
鉄砲が日本に伝わる前は、遠くの標的を射るのに弓矢を使っていました。
戦国武将が狩りに出かけて矢で鹿を射る場面をみたことあると思います。
実は「サバイバル」のサトル少年も弓矢を自作して鹿狩りするシーンがあります。
日本でいう弓矢とアーチェリーは厳密には別ものですが、弓を使って矢を飛ばす原理は同じです。
アーチェリーは銃と比べると安価な上、日本でも免許が必要なく、誰でも購入できます。
銃の弾は打ったら使えませんが、アーチェリーの矢は失くさない限り再利用可能です。
日本にもアーチェリー練習場があります。
必要な道具はそこで借りられますし、誰でも練習できます。
アーチェリー教室を運営する練習場もあるので、まずは体験レッスンに参加してみてはいかがでしょうか。
ゴルフのように、老いても楽しめるスポーツなので老後の趣味にもぴったりだと思います。
年齢関係なく、矢を射る真剣な眼差しが格好いいですね。
キャンピング
食料や道具の入ったリュックを背負って歩いて、ガスや電気のない屋外で火を熾したり、調理したり、テントで寝たりと、キャンピングで経験することは非常時に役立つことばかりです。
便利だと思っていたマルチツールが壊れて使えなくなったとき、他のあるもので代替して目的を達成できた知恵と自信は、立派なサバイバルの知識とスキルです。
美味しいと評判の非常食を食べてみたが実際はそこまで美味しくなかったとか、使う機会は少ないと思ってあまり持ってこなかったものが実はあったらあるだけ便利なものだったとか、実際にキャンピングしないとわからないことがたくさんあります。
ファイヤースターターなど、日常では使わない道具を試せる楽しさもキャッピングにはありますね。
外出自粛が解除されて暖かくなったら家族や友達と、近場のキャンプ場にデビューしてみてはいかがでしょうか。
待ちきれない人は、自宅でガスも電気も水道も使わず、備蓄食料を食べ、テントで寝るような「仮想キャンピング」を楽しんでみるのもありですね。
家庭菜園
野菜や果物を育てることは、あなたの食に対する意識を変えるだけでなく、健康を維持するにも、家計を助けるにも役立ちます。
極めるには数年かかる趣味ですが、育てるものによって難易度も変わりますし、まずは比較的簡単に育てられる野菜から始めてみるといいでしょう。
非常時に不足しがちな栄養素を含む野菜には次のものがあります。
- ジャガイモ(豊富なタンパク質を含む)
- 冬カボチャ(豊富なビタミンと糖質を含む)
- ヒマワリの種(豊富な脂質とタンパク質を含む)
わたしも先日ホームセンターで、野菜の苗や腐葉土、プランターなど家庭菜園に必要な道具を買い揃えてきました。
外出自粛でもホームセンターは大盛況でしたよ。
新型コロナウイルスの影響で近い将来、外国の食料輸出がストップして日本に輸入されなくなり、国内が食糧難で食べたい野菜が手に入らなくなる最悪の状況を予想して、家庭菜園の準備を始める人が増えてるのかもしれませんね。
ランニング
外出自粛のせいか、ランニングをしてる人を普段より多く見かけるようになりました。
狩り、アーチェリー、キャンピング、家庭菜園に比べて準備するものが少なく、お金をかけず、すぐに始められる趣味ですね。
非常時に絶対に欠かせないものの1つに「体力」があります。
公共交通機関がストップし、道路もめちゃくちゃで車も自転車も通れない状況で移動するには、あなたの足を使うしかありません。
ランニングはこの「体力」をつけることのほか、健康維持に必要な適度な運動として欠かせません。
ランニングには足を傷めないようにランニングシューズを履きましょう。
走るのが苦手ならウォーキングでも大丈夫です。
1日たった20分のウォーキングを続けるだけで、将来の体力はガラッと変わってくるので今のうちから始めるのをおすすめします。
ウォーキングもランニング同様、足を傷めないようにウォーキングシューズを履きましょう。
ちょっとした雨の中でもウォーキングできるように、防水加工のキャップ(つばのある帽子)もあると便利です。
人通りの少ない夜にウォーキングするなら、腕につけるバンドライトや首から下げるネックライトがあると夜道でも安全です。
まとめ
今回は非常時に役立つ趣味について紹介しました。
上記を全て趣味にできたら素晴らしいですが、時間の制限や好みもあって難しいですよね。
狩り以外の趣味なら日本に住んでいてもできるので、あなたが興味のあるものから始めてほしいと思います。
何事もそうですが、やらず嫌いは非常にもったいないです。
いろいろやってみて、あなたの隠れた好みや才能をぜひ見つけてくださいね。
サバイバルの知識やスキルをもっと知りたいなら「サバイバル」(著:さいとう・たかを)がとても参考になりますよ。
Kindle Unlimited の30日間無料体験に申し込めば、「サバイバル」を無料で読めますよ。
ちなみにわたしは「サバイバル」を一気読みしたいという理由だけで kindle unlimited に申し込みました。
いつかやってくる非常時に慌てず落ち着いて行動できるように、わたしと一緒に今から準備していきましょう。
災害備えんジャー(@saigaisonae2020)でした。
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