避難用バッグに適したリュックとは

避難用バッグ

こんにちは。災害備えんジャー(@saigaisonae2020)です。

ニュースは新型コロナウイルスの話題ばかりですが、日本に住んでいて怖いのは感染症だけはないですよね?

毎年のように甚大な被害をもたらす水害や地震もいつやってきてもおかしくありません。

最寄りの避難所がいっぱいで入れなかったり、避難所が災害で使えなくなったりしても、あなたは家族を守れますか?

避難用バッグをつかんですぐ逃げられる準備はできていますか?

準備した避難用バッグはどのような理由でそれに決めましたか?

使っていない、ちょうどよいサイズのリュックがあったからですか?

プレッパーを知らない以前のわたしなら、同じ理由で手元にあったリュックを避難用バッグとして使っていたかもしれません。

でもプレッパーを知っている今のわたしは避難用バッグとして使うべきリュックをわかっています。

避難用バッグの中身を気にする人は多いですが、それらを収納するリュックを気にする人はほとんどいないのではないでしょうか。

重い荷物を背負って移動しなければならないので、体に負担がかかりすぎてすぐに疲れるリュックはだめですよね?

方位磁針や懐中電灯など、必要なときにすぐ取り出せるリュックでないと不便ですよね?

そこで今回は避難用バッグに適したリュックについて紹介しようと思います。

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避難用バッグに適したリュックとは

次の点を満たしているリュックが避難用バッグに適しているといえます。

  • 腰ベルトがある
  • 自分の体にフィットする
  • 必需品を収納できるスペースが充分ある
  • 複数の外部ポケット(ファスナーまたはマジックテープ開閉)がある
  • 目立たない色である
  • 中身が取り出しやすい
  • 生地が破れにくい、ファスナーが壊れにくい
  • 防水である

腰ベルトがある

避難で最も大事なことは、重荷を背負って歩いて移動できることです。

行き先を調べるのに方位磁針や地図をみたり、夜道を移動するのに懐中電灯をつけたり、両手は自由に使えないといけません。

重荷をなるべく体に負担をかけないようにバランスよく運ぶにはリュックが最適です。

さらに腰ベルトがあることで、両肩の負荷がお尻にも分散することで体の疲労を抑えることができます。

自分の体にフィットする

靴を買う場合と同じで、体にフィットするリュックを選ぶことが重要です。

体に合わないリュックは重い荷物を入れて歩くことで体に余計な負担がかかり、体を痛める原因となります。

ですので、できればお店まで行って色々なリュックを試着して、あなたの体にフィットするものを選んでください。

メーカーによりますが、女性の体にフィットするよう設計されたリュックもあるので、女性なら女性向けリュックから選ぶのをおすすめします。

必需品を収納できるスペースが充分ある

リュックの収納スペースが大きくてなんでも詰め込めても、重すぎて背負って歩けないのは困ります。

逆に収納スペースが小さすぎて必需品がすべて入らないのも問題です。

個人差はありますが、避難3日分で考えると、リュック容量が30~50リットルくらいあれば充分かなと思います。

リュックを購入する前に、リュックに入れるつもりの必需品を全て用意して、どれほどの容量が必要なのかをざっくり把握しておくと、サイズを間違わないのでよいですよ。

複数の外部ポケットがある

自分が進んでいる方角は正しいかを確認するのに方位磁針が必要です。

方位磁針を常に手にもって歩くのは不便なので、使わないときはリュックの外部ポケットにしまっておいて、必要なときにさっと取り出せたら便利ですよね?

方位磁針の他にも、懐中電灯や地図など小物は外部ポケットに入れておくと便利ですよ。

目立たない色である

非常時に目立つことはとても危険です。

極端な話をすると、避難用バッグがあるのがあなただけで他は誰ももっていない状況で、あなた以外の人はみんな水や食料に困って切羽詰まっているとしたら、あなたは間違いなく標的にされます。

軍人みたいで格好良いからといって迷彩柄リュックにすると、救援物資が届いたと勘違いされて、あなたの避難用バッグの中身が狙われます。

ですので、ブラックやダークグレー、ダークブラウンなど目立たない色のリュックを選んでください。

反対に、リュック内部の色は明るくて目立つ色、例えば蛍光イエローのほうが暗闇でも中身を探しやすいですよ。

中身が取り出しやすい

スーツケースのように前面が開閉できて中身を取り出しやすいリュックが便利です。

リュック上部だけ開閉できるものだと、リュックの底にあるものを取り出すのに、中身を全て取り出す手間がかかります。

生地が破れにくい・ファスナーが壊れにくい

リュックの素材はナイロンだと重すぎず、破れにくく、防水性も優れていて最適です。

ただし、ナイロン生地の裏側に施される防水処理としてPUコーティング(ポリウレタンコーティング)されたものは水にさらされるたびに防水能力が落ちるので避けたほうがよいです。

ファスナーは何度開閉しても壊れない品質が必須なので、YKKなど有名ブランドのファスナーが使われているリュックなら安心ですね。

糸がほつれて穴が空いてそこから中身が漏れては困るので、どの国で製造されているリュックなのか確かめるのも大切です。

できれば日本製を選びたいところですが、サバイバルバックパックの分野で日本より進んでいて、種類も豊富で機能性も高い米国製リュックも信頼できる品質だと思います。

避難用バッグにおすすめなリュック

リュックには大きく分けて3種類あります。

  • トラベルリュック
  • テクニカルリュック
  • タクティカルリュック
トラベルリュック

短期の旅行、通勤や通学など日常使いに便利なリュックです。

テクニカルリュック

スポーツショップで販売されている登山やトレイル向けのリュックです。

大きな収納がメインであって、そこに登山やトレイルに必要なものを詰め込みます。

バッグ上部しか開閉できないリュックが多く、頻繁に中身を取り出す用途には向きません。

大きな収納に仕切りがないので、歩くたびに中身がごちゃまぜになることもあります。

脱着式仕切りで収納スペースを小分けにできるリュックもあります。

ペットボトル1本を収納できるポケットが外部にあるリュックもありますが、それだけでは避難用バッグとして不十分です。

他にも外部に収納スペースがあってそこに、方位磁針、懐中電灯、水筒、地図、多機能ツールを入れておきたいところです。

自分の身長にあわせてショルダーストラップの高さを調整できたり、背中に接する面がメッシュ素材で通気性がよかったり、快適かつ使い心地の良いリュックが多いです。

タクティカルリュック

軍や警察など特殊な職業についた人が使うリュックです。

トラベルリュックやテクニカルリュックと比べて、小さな収納スペースがたくさんあります。

リュック外部に装備をくっつける機能に優れていて、モールス/パルスウェビングと呼ばれる仕組みでこれを実現しています。

リュック外部に縫い付けられているモールスより、リュックの素材を切って作られたモールスのほうが丈夫で重い装備も安心してくっつけられます。

選択肢は多くないかもしれませんが、女性が使うことを前提に設計されたリュックも存在します。

ショルダーストラップやヒップベルトの大きさなど、女性の体の形にあわせて負担がかからないようにデザインされているので、女性は女性用リュックを選んだほうがよいでしょう。

避難用バッグに使える女性用リュックにはこんな感じのものがあります。

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避難用バッグに使えるおすすめな男性用リュックはこんな感じです。

まとめ

今回は避難用バッグに適したリュックについて紹介しました。

避難用バッグに適したリュックの条件

  • 腰ベルトがある
  • 体にフィットする
  • 必需品が収納できる余裕ある容積がある
  • 複数の外部ポケットがあり、収納を小分けにできる
  • 外部は目立たない色、内部は目立つ色
  • 中身が取り出しやすい
  • 丈夫で壊れにくい

女性なら女性の体の作りに合うリュックを選びましょう。

状況によっては、重い荷物を背負って長い距離を移動しなければならなくなるかもしれません。

だからこそ、避難用バッグのリュックはあなたの体にしっかりフィットし、長時間背負っていても疲れにくいものを選ぶべきです。

お店に欲しいリュックの実物がなくても、それに近いサイズや大きさのリュックを試着してみてください。

避難用バッグとしてこのリュックを使おうと思っているのだけど問題ありませんか?

と、店員さんに相談してみてください。

いつかやってくる非常時に慌てず落ち着いて行動できるように、わたしと一緒に今から準備していきましょう。

災害備えんジャー(@saigaisonae2020)でした。

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災害備えんジャー

「さいがいそなえんじゃー」です。

2020年の新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに非常時の備えについて深く考えるようになりました。

万が一、非常時になってしまっても慌てず、安心して行動できるように一緒に準備していきましょう。

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